王妃の館

2003年1月22日
久しぶりにしては快挙(?)だと思う
スピードで読んだ。
読書をする時いつも心がけているのは
「誰が書いてても良い」
という作家陣に対してはただの暴挙でしか
なりえない読み方をしているのだが
本によっては作家で買ってみたりもしている。

噂に聞くように良い文章だった。
調べてみたら浅田次郎さんの書いた
本なのだが1年半前のものだ。
そんな物をなぜ今更持ち出して読んでるのかと
問われれば答えはシンプルだ。
「暫く本を読まなかったから」
父親が買い置き(?)してあった本を読む以外に
自分でわざわざ買いに行く気もしなかった。

そんな罰当たりな気持ちで開いた本なのだが
最初の数ページの引きで釣られ
その後も何だかんだ引っ張られていく。
コテコテな内容を
自然に起こりそうな内容として書いてあり
作家だけが閃く事を許されたような
リズムで言葉が染められていた。

上下巻の上だけを5時間程で読んだのだが
個人的な事を言うなら
やっぱり暫く読まなかっただけあり
ペースが落ちている。
1ページ辺り50秒も費やしているらしい。
でも考えてみると書く側と読む側の
使われる時間の比率というのは
余りにも割りに合わない。
どれ位かけて書いたのかは分らないが
2日で終わるものではないだろう。
ただの変換間違えから出た知恵ではあるが
核を発射する側と発射された側みたいな
不公平さがどこかに見られる。

それを踏まえた上でというわけではないが
重ねて言わせて貰うと面白い。
途中恩恵に預かって自分のラインを
思いついてそれに泣きそうになるも
読んでるだけでポンポンとアイディアが
出てくるような書き方をしてらっしゃる。

そしてやはり読書は面白い。
久しぶりに読んだ本に少し酔いしれました。
夜遅いのもあるんだけどね(笑)

そしておかげで溜め込んだ(?)
ネタも今日はつかえず。
日記とか始めた頃というのは
やっぱり毎日ネタが出て来すぎ。
何かある度「書こう」と思うからね。
そうで無くなった時に書く内容の方が
良いないようになりそう。
って日記だからネタの貯蔵は意味無いのか?

猫のネタとか書こうと思ってるんだけど
どんなものでしょう?

ホラー映画の中でしか見られないような
中から蛆虫が出てくるのではないかと
思われるような紅い口紅色をした傷口。
調度躊躇い傷のように
手首の内側に縦に入ってるんですよねぇ今。
下手に傷が深くない場所があるものだから
手術後みたいで痛々しい。
周りに小さな傷があるのも
常習犯っぽい。
こんな時に人に会わなくて良かったと思うが
手の内を見せられないとはこのことかなぁ?
どんな人かと疑われそうです。

僕の中に居座る温かい君よ
この溢れ出す紅い糸の様に
ただ進み動ければ
生きる事を現す事になり
僕は喜んでこの身を愛しただろうに

とか言いながら傷を眺めてたら
怪しい人になれそう。
しかしもっと綺麗な言葉を身に付けたい。
上の言葉ももう少し慎み深い言葉なら
「知性のある可哀想なヒーロー」
に聞こえるんだろうけどねぇ。
パープリンが自分を呪ってるだけに見える。

死ぬまでに一体どれだけ自分が
覚えて居たいと思う言葉のパズルを
完成させられるのだろう。

手首の傷とりあえず治ってください…

ついでにこれ書き直したんだよねぇ
書き終わったときに間違えてタブ消して
少し心の中で泣けました。
さぁ明日も息をしよう

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